5月5日（水・祝）開催の北海道・札幌マラソンフェスティバル2021市民大会中止？道と市から市民大会中止の意向

北海道・札幌マラソンフェスティバル2021とは

2021年5月5日（水・祝）に開催される東京五輪マラソンのテスト大会で、五輪マラソンコースの一部を走る大会です。このテスト大会は札幌チャレンジハーフマラソン2021と10k 2021の2つの部門に分かれていて、ハーフマラソンには国内外の五輪代表選手ら男女計160人、そして10km部門にはエリート選手を含む2,500人の市民ランナーの参加が予定されていました。

コースは札幌駅を中心に南北に走るハーフマラソンと札幌駅の北側のみのコース（北海道大学縦断）を走る10Kになります。

しかし、本日4月15日の北海道新聞で北海道と札幌市が一般参加の札幌チャレンジ10Kの中止の意向を示したことから、実行委員会が中止を検討していることが報道されました。

五輪テスト大会　市民マラソン中止へ　道と札幌市意向（04/15 05:00）

東京五輪マラソンのテスト大会の一環として、５月５日に札幌市で開催予定の１０キロの市民マラソンについて、道と札幌市が中止の意向を示し、実行委がその方向で検討していることが１４日分かった。新型コロナウイルス収束が見通せず、道は札幌市対象の外出・往来自粛要請を延長する方針で、開催日が要請期間に当たる見通しとなったため。

道と市は同じく５月５日に開催予定で、国内外の五輪代表選手ら男女計１６０人が参加する「札幌チャレンジハーフマラソン２０２１」と、１０キロマラソンのうちエリート選手らが参加する部門については、中止を求めていない。

北海道新聞電子版より（https://www.hokkaido-np.co.jp/article/533327）

実行委が中止方向で検討していることから、10km市民大会は中止になるのではないかと思われます。

北海道（札幌市）の感染状況に関して

前日の4月14日の感染状況は、新規感染者77人（札幌市59人、旭川市5人、函館市2人、その他の地域11人）でした。またイギリス変異株の感染者が新たに40人確定され、4月14日の段階で確定は178人、疑いが483人となっています。本日、15日は101人（札幌市79人、旭川市11人、その他の地域11人）だそうで…札幌市で新たなクラスターが発生したことで増えているようです。

これを見ると1月中旬から順調に減少していた陽性者数が、3月上旬に集中対策期間が解除された後には横ばい…（3月末に札幌市内で外出・市外との往来自粛の要請）、最近では旭川市などのクラスターの影響により増加傾向に見えなくもない状態です。このような状況を鑑み、札幌市対象の外出・往来自粛要請の延長が決定されたことから、北海道・札幌マラソンフェスティバル市民大会の中止の意向が実行委員会に伝えられたのだと思います。

個人的に思うこと

「屋外イベントでの感染報告がないこと」や「2021年以降では感染対策を行い開催された大きな大会があること」を考えるとマラソンなどのイベントは実施してもいいのでは…と思っています。しかし、今回の北海道・札幌マラソンフェスティバルは「市街地を走ること」（大阪女子国際大会は公園の周回コース）、「実施地域では外出・地域外との往来の自粛が要請されていること」などを踏まえると市内外から2500人が参加する市民大会の中止は妥当だと思います。

例えば、これが同じ札幌で毎年この時期に開催されていたハーフマラソン「日刊スポーツ豊平川マラソン」なら豊平川河川敷および真駒内公園内を走るため、感染対策を実施しやすく開催できていたのかもしれませんが…（北海道・札幌マラソンフェスティバル2021と開催日が同じだったため、運営上の都合から中止の決定）。

ちなみに私“たくさん”はGWには毎年、ハーフマラソン（リンク）を走っていたのですが、去年に引き続きエントリーすらできず（下記参照）、10km走るために片道300km以上移動する気になれず札幌マラフェスにもエントリーしていませんでした（まぁ、オリンピックには反対って意味もあったんですが）。

5月3日開催「なよろ憲法記念ハーフマラソン」（市民限定）…×

5月5日開催「豊平川マラソン」（札幌マラフェスのため中止）…×

今年も走る機会がなくなりつつあるので、オンライン大会の「ノーザンホースパークマラソン（道内）」と「かもしかマラソン（三重県菰野町：実家が近い）」に申し込みました（オンラインの大会は参加する気がなかったんですが）。

9月に近場で開催予定の「日本最北端わっかない平和マラソン」と利尻島を一周する「利尻島一周悠遊覧人G（例年6月開催）」に期待する今日この頃です。