Garminのアクティビティ画面を見ていて、
「風が強いはずなのに、今の風速は?」
アクティビティ後、Garmin Connectを見て
「この“風”の数値って何?」
と疑問に思ったことはありませんか?
結論から言うと、Garminは風速を直接測定していません。
Garmin Connectで表示される「気温・風」の情報は、外部の気象データをもとにした参考値です。
この記事では、
- なぜGarminで風速が表示されないのか
- Garmin Connectに出てくる「気温・風」の正体
- 風をどうトレーニングや分析に活かせばいいのか
を、Garminユーザー向けにわかりやすく解説します。
Garmin Connectに出てくる「風」の数値について知りたい方は以前書いた記事で紹介しているので、こちらもどうぞ。
Garminで「風速」が表示されない理由
まず知っておきたいのは、Garminのデバイスには風速を測定するセンサーが搭載されていないという点です。
Garminが直接測っているのは、主に以下のようなデータです。
- 位置情報(GPS)
- 高度
- 心拍数
- スピード・ペース
- パワー(対応機器使用時)
一方で、
- 風速
- 風向
- 向かい風・追い風の影響
といった情報は、Garmin本体では測定できません。
そのため、「風速が表示されない」「思ったより弱い数値が出る」というのは、故障ではなく仕様です。
Garmin Connectの「気温・風」表示の正体
では、Garmin Connectに表示される「気温・風」とは何なのでしょうか。
これは、
アクティビティの位置情報と時刻をもとに、外部の気象データを紐づけたものです。
つまり、
- あなたが走った・乗った場所
- その時間帯
- 最寄りの気象観測点
の情報から算出された、代表的な気象条件が表示されています。
重要なのは、
👉 その場であなたが体感した風を測っているわけではない
という点です。
体感と風速表示がズレる理由
「体感ではかなりの向かい風だったのに、風速が弱い」
これは非常によくあるケースです。
ズレが生じる主な理由は以下の通りです。
- 観測点と実際の走行場所の違い
- 建物・森・堤防などの地形の影響
- 高さの違い(風は高度で大きく変わる)
- 風向き(追い風・向かい風)
特にランニングやサイクリングでは、
進行方向に対する風向きが体感に大きく影響します。
Garminの表示はあくまで「その地域の平均的な風」。
局所的な強風や向かい風は反映されにくいのが実情です。
北海道の北の果てで暮らして実感する「風」の影響
なぜ私がここまで「風」の話を書くかというと、
北海道・宗谷地方という、全国でも特に風の強い地域で暮らしているからです。
宗谷地方は、年間平均風速が7m/s以上とされ、
風力発電に適した地域としても知られています。
実際、日常生活の中でも「今日は風が強いな」と感じる日が少なくありません。
この環境でランニングやロードバイクに取り組んでいると、
風向きひとつで体感も結果も大きく変わることを、嫌というほど経験します。
例えば、
・追い風の日は、ランのペースが驚くほど楽に出る
・ロードバイクでは「今日は調子がいい」と勘違いし、
折り返した瞬間に強烈な向かい風で現実を思い知らされる
といったことは、日常茶飯事です。
こうした経験からも、
「体感としての風」と「Garminに表示される風速」が
必ずしも一致しないことを、強く実感しています。
Garminで風をどう扱えばいい?
風速は「分析用」ではなく「参考情報」
Garminに表示される風速は、
- トレーニング評価
- 記録の良し悪しの判断
に使うには精度が足りません。
参考情報として見る、これが正解です。
向かい風の日に重視すべき指標
風の影響を受ける日は、以下を優先して見ましょう。
- 心拍数
- パワー(自転車)
- 主観的運動強度(RPE)
例えば、
- ペースが遅くても心拍が普段通り
- パワーが出ているのに速度が伸びない
こうした場合は、風の影響を受けているだけで、
トレーニングとしては問題ないケースが多いです。
風を重視したい人向けの現実的な解決策
外部の風速・風向アプリを併用する
風を事前に把握したい場合は、
Garmin単体に頼らず、専用の気象アプリを併用するのがおすすめです。
- Windy
- Windfinder
- 気象庁の天気・風情報
Garminは「記録」、気象アプリは「判断」。
役割を分けることで、ストレスなく使えます。
Garminの機種によって風速表示は変わる?
結論から言うと、
どのGarmin機種でも風速を直接測ることはできません。
- Edgeシリーズ
- Forerunnerシリーズ
- 上位モデル
いずれも基本的な考え方は同じです。
「高い機種なら風速が測れるのでは?」
と期待する人も多いですが、現状では対応していません。
まとめ
Garminでは、風速を直接測定することはできません。
表示される「気温・風」は、外部の気象データをもとにした参考値です。
風の影響を正しく判断するには、
- 心拍数やパワーを見る
- 体感を重視する
- 必要に応じて風速アプリを併用する
これが現実的で、ストレスの少ない使い方です。
Garminの仕様を理解した上で使えば、
風のある日でもトレーニングや記録に振り回されずに済みます。


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